技術者も入れ替わりＳＬRO RMT買取に精通し

RO RMT 巨大地震２１年ぶりのＳＬ製造を喜ぶ協三工業ＯＢの工藤さん（右）と加藤社長（２２日、福島市佐倉下の協三工業で）　福島市の鉄道車両メーカー「協三工業」が２１年ぶりに蒸気機関車（ＳＬ）を製造した。同社ＯＢの技術者７人に協力を求めて、１２年１月から製造を開始した。旅客用に比べると小型で、遊園地などを走るレジャー用と同じくらいの大きさだ。　栃木県の鉄道愛好家が「福島製のＳＬを復活させ、福島の人を元気づけたい」として発注した。（2013年1月27日17時44分  デイリー新聞）デイリープレミアムに登録された方記事の続きへ未登録の方新規登録へ。　同社は「技術者がいない」といったん断ったが、加藤守社長（６４）が「貴重な技術を受け継ぐきっかけにしよう」と受注を決断。全国各地の機関車を収集・展示している「那珂川清流鉄道保存会」（栃木県那須烏山市）の岡一美代表（６６）から「力強く走るＳＬを見てもらい、原発事故の影響に苦しむ福島の人たちを元気づけたい」と依頼があった

倉庫に保管していた１９５０年頃の設計図を引っ張り出し、部品のほとんどは一から作った。　完成したのは全長約４・６メートル、幅約１・５メートル、高さ約２・５メートル、重さ約６トン。運送会社を経営する岡代表は自らトラックを運転していた若い頃、福島県内に何度も荷物を運び、世話になった人も多いという。蒸気の力を車輪の回転に変える仕組みの調整に苦労したが、今月２０日には同社敷地内で試運転に成功した。かつて製造に携わった同ラグナロク RMT社ＯＢも協力し、１年がかりで仕上げた車両は２７日、関係者やＳＬファンに披露される。技術者も入れ替わり、ＳＬに精通した社員はいなくなった。　同社は１９４０年に創業し、翌年からＳＬの製造を始めた

旅客や貨物、レジャー用と幅広く手がけたが、需要が減り、９１年に東京ディズニーランド向けにRO RMT買取製造した１００両目を最後に受注が途絶えた。　転機は東日本大震災後の２０１１年８月

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